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今や説明不要ともなった21世紀のヒストリカル・レーベル、Resonanceから、ビル・エヴァンスの未発表作品がリリースされます。
これまで、Resonanceでは、モントルー・ジャズ・フェスティヴァルのライヴ録音でしか聴くことができなかったエディ・ゴメスと
ジャック・ディジョネットによるトリオの最高に貴重な2音源を『Some Other Time』,『 Another Time』として作品化し、
ジャズ界を驚嘆させましたが、本作は、レーベルが初めて送り出したエヴァンス未発表作品、『Live at Top of the Gate』(1968年10月23日録音/2012年リリース)の
約一年後の演奏を送り出してくれました。
トリオはエディ・ゴメス、マーティ・モレルによる第二期トリオとよばれ、エヴァンスのキャリアの中で最も長い活動歴となったメンバーによるもの。
『Live at Top of the Gate』では結成間もないトリオが、NYで繰り広げた瑞々しい演奏を聴くことができましたが、
本録音はイギリス、ロンドンにある名クラブ"ロニー・スコッツ"での演奏。
ロニー・スコッツでは、前年68年も一ヶ月もの間演奏しており、
その時の体験をエディ・ゴメスとジャック・ディジョネット双方が最高の演奏だったと語っていますが、エヴァンスは翌69年も新たに結成したトリオで出演。
トップ・オブ・ザ・ゲイトでの演奏においては、まだ手さぐりな部分も見受けられましたが、3人は一年の時を経て、格段に深化。
エヴァンスの演奏と密接に絡み合い、オリジナルなアーティキュレーションも見せるゴメスのベース・ライン、繊細なスウィング感と共に、トリオに活力を与える
モレルのドラミングによって、演奏は、随所で三者が化学反応を見せる展開。
その後74年まで続いていくトリオの長命の歴史を予感させるものもあります。
楽曲は、これぞエヴァンスというナンバーを中心とする中、"Sugar Plum ""The Two Lonely People "といった楽曲の初期録音を記録している点でも貴重。
また"My Foolish Heart"と"Waltz for Debby"の並びでの収録は、ヴァンガードの名演を作品化した『ワルツ・フォー・デビー』と同じトラック・オーダー。
編集性にも興味深いものを感じさせます。
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ミュージック・CD・グッズ ≫ ジャズ ≫ ジャズ ≫
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最終調査日時
2019/05/06 (Mon) 20:09:21
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2019/05/06 (Mon) 20:09:21
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