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現代のように飛行機が広く普及する前、船は世界へ渡るほとんど唯一の手段でした。
当初は海外に設計を発注し、それを模倣することからはじまった日本の客船づくりは、大正後半から昭和初期にかけ国の威信をかけたものとなり、大阪商船の造船技師・和辻春樹の注力を契機に、外形や機能、室内空間まで日本独自の洗練を遂げていきます。
当時客船のデザインに関わった人物には、和辻の元で力を発揮した中村順平や村野藤吾、あるいは本野精吾など建築家として著名な人物が名を連ね、限られた人々のみが搭乗を許された船上は、まさに最新、最先端の空間でした。
本書は、とりわけ日本のデザインの完成形をみることができる客船として、世界一周の航路をとった大阪商船の「あるぜんちな丸」と、東京から伊豆へ航行した東京湾汽船「橘丸」を中心に、戦前日本の客船と旅の様子をご覧いただきます。
まずは、当時の写真や記事で華やかだった船旅の時代にタイムスリップ。
そしていよいよメインとなる上記の2隻の船内へとご案内したします。
優雅な空間の数々を写真から味わって頂き、図面やスケッチ、建築家のことばから、海外のモードをとらえながらも新しい日本らしさの打ち出しを試みた、技術とデザインを紹介します。
つづいて、海上での日々に変化をつけ乗客を楽しませるための様々な船上イベント、クルーが船室の毛布を折った花毛布、美しく装丁された食事メニューからは、船上で過ごすゆったりした時間を追体験できることでしょう。
また鼎談では、日本独自の客船が花開くまでの変遷と技術の粋を紹介、論考で中村順平、村野藤吾、本野精吾らの功績を解説します。
また岡部憲明氏のインタビューから、現代の建築家からみた船の設計やデザインの魅力、苦労をひもときます。
往時の客室のデザイン、文化とともに、船旅の豊かな時間を再現した一冊です。
ISBN 978-4-87275-854-2
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2013/02/10 (Sun) 10:36:20
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