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エネルギー密度向上に向けた実効性のある研究開発が現在盛んに行われており,次世代大容量キャパシタの登場も間近に迫っている。
高耐電圧,高エネルギー密度化を図る方法として注目されているのが,ハイブリッドキャパシタである。
LIC(リチウムイオンキャパシタ)やナノハイブリッドキャパシタなどの登場は,まさに,エネルギー密度3倍時代の到来を意味している。
コスト面でより普及型ができればその発展性は約束されたものになるであろう。
また一方で,電気二重層キャパシタ(EDLC)は,決して電池やハイブリッドキャパシタでは置換えることのできない極めて高い信頼性,長寿命(数十万回のサイクル性),高パワー密度を有しておりその特徴をさらに生かした発展もある。
とくに,ほとんどエネルギー密度を必要としない鉄道用途や建設重機などへのパワー重視型キャパシタとしての有用性は大きく,その点で必要不可欠な存在である。
しかし,問題はコストにある。
全体のコストの30%を活性炭が,40%を電解液が占めると言われているが,活性炭(賦活法や洗浄法の改善)や電解液の低コスト化が長い間望まれてきた。
超低価格,超高パワーのEDLCには,まだまだ発展性がある。
ハイブリッドキャパシタの場合もEDLCの場合もそうであるが,よりグローバル(国外)な生産拠点の展開とあわせて,現在実現しつつある近年の技術革新をもってすれば,Wh-当たりのコストを1/3?1/6にすることも可能になるのではないかと思われる。
今後の発展に大いに期待したい。
(「はじめに」より抜粋) 2010年3月 直井勝彦,西野 敦 目次 【第I編 総論】
第1章 EDLC,P-EDLCの最新動向と材料動向
第2章 地球環境型経済社会とキャパシタの将来
第3章 Review of Recent EDLC Activities in North America
【第II編 技術動向】
第4章 高出力密度型リチウムイオンキャパシタ
第5章 中・小型円筒型リチウムイオンキャパシタ
第6章 ナノハイブリッドキャパシタ
第7章 カーボンナノチューブキャパシタ
【第III編 材料・装置動向】
第8章 クラレケミカルの研究開発動向『EDLC電極用活性炭』
第9章 石油コークスを原料としたEDLC用活性炭
第10章 イオン液体
第11章 高耐圧溶媒の開発概要
第12章 スピロ型第四級アンモニウム(SBP)塩を用いた電気二重層キャパシタ用電解液
第13章 アラミドセパレータ,アラミドバインダー
第14章 キャパシタの高電圧領域における劣化メカニズムと水の影響
第15章 Dry roomの露点(湿度)とEDLC諸特性と各種生産工程の改善
【第IV編 応用開発動向】
第16章 自動車用電気二重層キャパシタ
第17章 ハイブリッドトラック等高出力・高頻度充/放電分野へのキャパシタ応用
第18章 港湾クレーンにおけるEDLC応用
第19章 瞬低補償装置
第20章 電気二重層キャパシタの瞬低補償装置への応用 ISBN 978-4-7813-0215-7 著者情報 西野敦 西野技術士事務所 所長
直井勝彦 東京農工大学大学院 共生科学技術研究院 教授
他17名 ※本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです
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2013/02/10 (Sun) 13:24:40
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