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■第31話「ただひとつの希望」
心臓を患っていたケンドリックは、たくさんのことをやりかけたままとうとう天に召されていきました。

葬儀の後、一家の稼ぎ手を失ったハモンド家の人たちの将来を決めるため、ケンドリックとシャーロットの
親戚たちがハモンド家に集まり、とうとうシャーロットも子どもたちも皆ばらばらに別れて行くことが
決まってしまいます。
そしてアンを待っていたのは、孤児院という運命だったのです。

■第32話「最悪の始まり」
孤児院へ向かう汽車の中、アンはジョアンナが持たせてくれたかばんから、ささやかな持ち物を取り出します。

それはアンが11年の間生きてきたことの証しでした。
とうとう着いた孤児院の前で、アンは不安と恐れと
拒絶の気持ちで一杯になりながらかばんを握りしめました。
しかし手続きが済み孤児院の生徒となったアンは、
必死の抵抗もかなわず、その大切なかばんを取り上げられてしまうのでした。

■第33話「恐ろしい一夜」
自分の殻に閉じこもり、孤児院の少女たちと行き違ってしまったアン。

アンに反感を持ったエドナやキャシーたちは、アンのかばんをいたずらしようとして火事騒ぎを起こし、
それをアンのせいにしてしまいます。
院長のカーライル女史はアンを問いただしますが、写真を取り返そうと
自分もこっそり納戸に忍び込んでいたアンは本当のことが言えません。
犯人だと決めつけられたアンは、
幽霊が出ると恐れられている?反省の部屋?にひとり閉じ込めてしまうのでした。



アン・シャーリー:日高里菜/ケンドリック・ハモンド:長嶝高士/シャーロット・ハモンド:天野由梨
カーライル院長:横尾まり/ナレーション:池田昌子