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アーティストについて デヴィッド・パホ- US ハードコア、ポストロック、オルタナティヴの流れを連綿で築いてきた- が新たな一歩を踏み出した。
今度は「メタル」である。
ジューダス・プリースト、ブラック・サバスに代表される王道的メタル・サウンドに彼は挑み、そして傑作を作り上げてしまった。
2005 年に結成したこのバンドはパホの他にも強者揃いである。
マイケル・マックマンとトッド・クックはザ・フォー・カーネーション時代から近年のパホのソロ活動まで、長く彼をサポートしている旧友で、05 年に行われたスリントの再結成ライヴにも力を貸している。
ドラムのトニー・ベイリーは、スリントやスクィーレル・ベイトらとほぼ同じ時期、80 年代後半のルイヴィルで活動していたヘルメットやジーザス・リザードにも通じる硬派なサウンドで知られたバンド、Crain( クレイン) のリーダーだった男である。
この強者達がそれぞれに音楽的成長を遂げ、再び原点へと立ち返った結果、驚くべき力に満ち溢れ、初期衝動が完全再現されたような傑作が生まれた。
更にスマパンやサニー・デイ・リアル・エステート等の名作を手がけたブラッド・ウッドがプロデュース。
純粋に完璧に新たな伝説が今作られようとしている。