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内容（「CDジャーナル」データベースより）
韓国音楽界を席捲した弱冠17歳の天才シンガー、イム・ヒョンジュの日本デビュー盤。
名門ジュリアードで磨いたクラシックの実力をベースに、現代的な感性を織り交ぜた圧倒的な歌唱を聴かせる。


内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
生年不肖、ソウル出身、ジュリアード音楽学院プレ・カレッジへの留学経験も持つ韓国クラシック界の寵児。
このファースト・アルバムはすでに本国では25万枚を超えるセールスを記録、ソプラノの歌姫スミ・ジョーに対し、ポップ・テノールならこの人といったイメージがすでに築かれつつある。
アンドロギュヌスな容貌(坂東玉三郎に似ているかも)どおり、柔らかなヴォーカルは繊細な印象を与える一方、どこか堕天使のような無垢な背徳感も残す。
選曲はいくぶんキメ打ち気味だが、この明解さこそ『冬のソナタ』の大ブームを呼ぶ韓国の強みなのだろう。
新世代らしく、当人も日本の文化に親近感を抱いているようで、今回の隣国デビューに当たっては、ユーミンの「春よ来い」、松本俊明の書き下ろし「月の庭」も追加収録。
2003年から日本歌謡が全面解禁となった韓国事情も含め、三ヵ国間の行き来(フィレンツェ在住)が、今後一気に増えそうな気配だ。
これは幅広く女性層の心をとらえる存在と見た。
(丸目蔵人) --- 2004年02月号
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