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レガート・レーベルの第4弾として1990年に発表されたアルバム。
アラン・ホールズワースとフランク・ギャンバレのギター・バトルが楽しめるが、実はこれ同時録音ではない。
フレディ・ラヴェル（keyb）、ジミー・アール（b）、トム・ブレックライン（ds）、スティーヴ・タヴァローニ（sax）といったギャンバレと親しいミュージシャンたちによる演奏に、あとからホールズワースのソロを追加したオーバーダビングなのだ。
アレンジもギャンバレ。
したがって全体にギャンバレ色の濃い演奏になっている。
オリジナルは1曲だけで、あとの6曲はブレッカー・ブラザーズ、チック・コリア、ウェイン・ショーター、マイルス・デイヴィスの人気曲とあって、カバー・バージョン集的な楽しみもある。
ホールズワースとギャンバレは10歳違いだが、録音当時、後輩のギャンバレは人気面で先輩ホールズワースを追い抜こうとしていた。
そうした時代背景も考えると、この共演は実におもしろくエキサイティングだ。
（市川正二）
内容（「CDジャーナル」データベースより）
90年にレガート・レーベルよりリリースされるも、すぐに廃盤となってしまったギター・インストの名盤が復刻。
技巧派ギタリスト2人による技の競演は、ギター・ファンならずとも聴きもの。