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まったく、聴き手を恍惚状態に誘うディスクである。
ヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲第1番は1988年9月、すなわちみどり17歳のときの放送録音。
嬰ヘ短調というたいへんめずらしい、そして難易度の高いキーで作曲されたこの協奏曲は、暖かく濃厚な、馥郁(ふくいく)とした和声から立ちのぼる香りが素晴らしい。
第1楽章、スラットキン指揮セントルイス響の長い提示部からしてまず、劇的重量感と歌に満ちた大変な名演。
そして満を持して超難技巧のパッセージでみどりが鮮やかに登場するとき、あたりの空気はまさに切り裂かれる。
そして、えぐるように強靭でしなやかな歌、超絶的な技の瞬間の連続(ピアニシモにも注意!)に、ウーンとうなったきり聴き手は、スピーカーの前に呆然と魂を奪われる羽目になる。
18歳の作曲家と17歳のヴァイオリニストの描き出す、天駆けるような変幻自在の音楽の、これは見事な記録である。
ディスクの後半は昨年(2001年5月)に新録音されたアンコール・ピース集。
みどりはそれぞれの小品の性格を、核心からぎゅっとつかみ、感激と共感をもって生きた音楽に変えていく。
どんな小さい曲であっても、音楽に込められたものは深く心に食い込んでくる。
そのずしりとした聴きごたえは、協奏曲に匹敵するほどだ。
とりわけディスク最後を締めくくるエルガー「夕べの歌」に息づく、一日の終わりにまどろむような安息の時間の流れ…これは、大切な宝石のように心にしまっておきたいような世界だ。
日本限定発売。
(林田直樹)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
五嶋みどりのデビュー20周年記念アルバム。
「亜麻色の髪の乙女」などの小品の新録音のほか、88年にスラットキンと共演したヴィエニャフスキのヴァイオリン協奏曲第1番のライヴ録音を収める。
商品ジャンル
商品名
最終調査日時
2012/11/18 (Sun) 01:35:09
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2012/11/18 (Sun) 01:35:09
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2012/03/05 (Mon) 23:35:09
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スペック情報(お店のコメントを含む場合もあり)
作曲: ヴィエニアウスキ, ドビュッシー, クライスラー, プロコフィエフ, ビーチ
指揮: スラットキン(レナード)
演奏: 五嶋みどり, セントルイス交響楽団, マクドナルド(ロバート)
CD (2002/5/22)
ディスク枚数: 1
レーベル: ソニーミュージックエンタテインメント
ASIN: B000063VSK
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