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1969年フランスACCディスク大賞を受賞した名盤。
モニク・アース(1909-1987)は、近代フランス音楽を得意とする生粋のパリジェンヌのピアニストで、ロベール・カサドシュやルドルフ・ゼルキンに学んでいる。
一般的に、ラヴェルの音楽は冷たい感じで演奏されることが多い。
確かにラヴェル自身、皮肉屋で夜型人間でもあったし、その洗練された響きは、宝飾品や貴金属の輝きをイメージさせる。
しかし、アースの演奏は、そういった冷淡さや都会性とはちょっと違う。
刺激は控えられ、音色はまろやかでゆったりとしており、タッチは暖かく丸みを帯びている。
微笑をたたえ、機知に富み、人なつっこいおおらかさを持ったラヴェルがここにはいる。
「マ・メール・ロワ」(英語ではマザー・グース)では子どもに童話を読んで聞かせるようなラヴェルの柔和さが感じられるし、「夜のガスパール」第1曲のオンディーヌ(水の精)の若者への求愛はひめやかで肉感的ですらある。
「ソナチネ」第2楽章の素朴で飾らない優しさもすばらしい。
「高雅で感傷的なワルツ」は、おっとりとしたリズムが心地良い。
アースの親密感あるラヴェルには夢と幸福感が満ちており、聴き手を童心に帰らせてくれるような、何かほっとさせるものがある。
それは「冷たい」ラヴェルには欠け落ちていたものかもしれない。
古き良き時代のパリを感じさせるこうした演奏は、現代ではなかなか聴くことはできない。
(林田直樹)
内容(「CDジャーナル」データベースより)
フランスの女流ピアニスト、モニク・アースが手がけたラヴェルのピアノ作品全集。
フランスの伝統を受け継ぐ彼女の演奏は、まさにスタンダードな名演として高く評価されている。
商品ジャンル
商品名
最終調査日時
2013/04/21 (Sun) 01:12:03
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2012/04/02 (Mon) 22:43:56
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スペック情報(お店のコメントを含む場合もあり)
作曲: ラヴェル
演奏: アース(モニク), マリンカ(イナ)
CD (2001/7/25)
ディスク枚数: 2
レーベル: ワーナーミュージック・ジャパン
収録時間: 145 分
ASIN: B00005LK3K
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