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Amazon.co.jp かつては?ニュー・カントリー?のアウトサイダー的存在だったシャナイア・トゥエイン。
初のライヴビデオとなる本作の商業的反響は、彼女にしてみれば「してやったり」と言いたくなる結果だったに違いない。
トゥエインが90年代半ばにブレイクした背景には、超優秀なスタジオ技術と凝りに凝ったビデオの助けがある。
ライブ・ショーの始動はきわめて遅く、この在米カナダ人がプラチナ・ヒットを量産するようになってずいぶん経ってからだ。
このブランクが、一部のアンチの間で憶測を呼ぶこととなる。
自称大スターが才能を発揮するには、スタジオのトリックが必要というのだ。
本作『Shania Twain Live』は、洗練されたセンス、よく計算されたステージ演出に支えられている部分もあるが、このシンガー・ソングライターが長い下積み期間を経ていることは明白だ。
トウェインは故郷カナダでラウンジ・バンドに参加したり、盛り場で歌ったりしてきた経歴がある。
楽曲については聴き手によって好悪あるだろうが、トウェイン本人は熟練パフォーマーらしさを感じさせ、頼もしい。
オーディエンスを楽しませる術を心得ているのだ。
同様に明白であり、かつファンとアンチの間で意見が分かれる点として、トウェインのクロスオーバー志向が挙げられる。
トウェインと彼女のブレーンたちが当初から狙っていたとおり、このコンサートはアリーナ向けの大規模なもの。
テンポといい、力強いギターの響きといい、一般的なカントリー・コンサートよりもメインストリームのロック・ショーに近い。
大方の女性カントリー歌手とは異なり、ガース・ブルックスのように大げさで威勢のいい方向性をトウェインは打ち出している。
彼女のバンドには3人のフィドル奏者が参加しているが、彼らの華麗なプレイに対抗するかのように、ロック・ギタリストたちが大音量を放ち、パーティーに加わる。
弦も切れよと言わんばかりの盛り上げ方など、なかなか手馴れたものだ。
フロントを務めるトウェインは、どぎついグリーンのヒョウ柄トップ、ロー・ウエストのパンツ、腰まで伸びた見事なパーマ・ヘアという格好で、どこか白いジャマイカ人といった感がある。
セット・リストに出し惜しみはなく、トウェインの数あるプラチナ・アルバムの大部分が再現される。
とろけるようなバラードと、みずからの肉体的な美しさを際立たせるセクシーなロック・ナンバーをうまくミックスさせる彼女の力量が存分に発揮され、楽曲も自信に満ちた内容のものが多い。
それでも、あまりバカなことはやりたくないというトウェインの言葉が示すように、これらの楽曲は穏やかなポスト・フェミニズムに彩られながらも、結局のところ伝統的なロマン主義に留まっている。
「Honey, I’m Home」や「Any Man of Mine」といったチューンの背後にある価値観に注目すればすぐに分かるが、ほかのクロスオーバー・アーティストに比べて、トウェインのテーマはずいぶんと古風だ。
(Sam Sutherland, Amazon.com)
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2013/07/14 (Sun) 23:59:52
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