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ウェイン・ショーターの、名門ブルーノート・レーベルからの3作目である。

一番大きな変化は、ピアニストがマッコイ・タイナーからハービー・ハンコックに代わっている点だ。
背景的には、すでにハンコックが参加しているマイルス・デイヴィス・クインテットに、ショーターが初参加してのリーダー作でもある。
この参加が単なる気まぐれでないのは、本作以降のハンコックとショーターの共同作品を見ればわかる。
2人はこの後30年以上にわたって互いを必要とし、それぞれのジャズを高め、ジャズ界においても重要な作品を作りあげてきた。
サイドメンとしてマイルス・クインテットに参加しながら、御大マイルス自身へも影響を与え始めている2人の、最初の共同作業といえる。

本作は、収録された全曲がオリジナルで、どれも個性的だ。
はハードバップ型だがテイストが違う。
などは、ショーター独自の世界がプンプン香る、幻想的な曲だ。
一介のハードバッパーから、超個性派ジャズミュージシャンへの転換期の作品といえる。
（高木宏真）
内容（「CDジャーナル」データベースより）
64年に吹き込まれた，言わずと知れた60年代のジャズを代表する作品。
録音はショーターがマイルス・グループ在籍時のもの。
マイルスに刺激されたショーターが自己の表現を求めて飛翔する姿を捉えている。
前進する時代ととも燃えた熱いサウンドだ。

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