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この1967年のカルテットは、マッコイ・タイナーが初めてリーダーとしてブルーノート・レーベルで収録したものだ。
もっともそれ以前にも、バンドの一メンバーとしては、ウェイン・ショーター、ジョー・ヘンダーソン、グラント・グリーンらと共にブルーノートでの収録に臨んだことはある。
ブルーノートの創設者のアルフレッド・ライオンがプロデュースした最後の作品の一つで、同時にタイナーが2年前に、あのジョン・コルトレーン・カルテットを離脱して初めてリーダーとして臨んだもので、このセッションには特別のクオリティがある。
このグループの強烈な集中力には、ブルーノート的なサウンドが感じられ、これはエンジニアのルディ・ヴァン・ゲルダーの努力もさることながら、ライオンの力によるところが大きいようだ。
一方でコルトレーンよりも保守的な音楽家のタイナーは、コルトレーン・カルテットのモード奏法と表現主義的な形式をより厳密に定義した構成パターンに統合している。
タイナーは、テノール・サクソフォン奏者ジョー・ヘンダーソンの中に自分と同じ音楽性を見つけた。
彼もまた伝統と革新技法を融合させたスタイルを持つ強いアイデンティティを持った音楽家と思ったのだ。
ドラマーのエルヴィン・ジョーンズ、ベース奏者のロン・カーターともども、Four by FiveやBlues on the Cornerのような濃厚なブルースでハードバップを主流派にしようと再び主張すると共に、Search for Peaceの一段と高い荘厳さとPassion Danceの鮮やかなリズムの相互作用で、さらに拡張しているのだ。
--Stuart Broomer
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This 1967 quartet was McCoy Tyner’s first for Blue Note as a leader， although he had frequently recorded as a sideman for the label--with Wayne Shorter， Joe Henderson， and Grant Green， among others. One of the last recordings produced by Blue Note founder Alfred Lion， and Tyner’s first as a leader since leaving the legendary John Coltrane Quartet two years before， the session has a special quality. There’s something of the Blue Note sound to the group’s concentrated intensity， perhaps Lion’s contribution as well as engineer Rudy Van Gelder’s， while Tyner， a more conservative musician than Coltrane， was integrating the modal and expressionist forms of the Coltrane quartet into more tightly defined compositional patterns. In tenor saxophonist Joe Henderson， Tyner found a true peer， another musician with a strong identity whose style represented a similar amalgam of conventional and innovative elements. Together with drummer Elvin Jones， and bassist Ron Carter， they both reassert the hard-bop mainstream with ’Four by Five’ and the deep blues of ’Blues on the Corner’ and extend it with the heightened solemnity of ’Search for Peace’ and the brilliant rhythmic interplay of ’Passion Dance.’ --Stuart Broomer
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