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ブックレビュー社
窮地に陥っていたIBMを型破りな思考と確実な実行で復活させたルー・ガースナーの物語
全員がダークスーツ・地味なネクタイ・白いワイシャツ・糊の利いたカラーの身なりで，終身雇用が保証され，常に最高の利益をあげる企業。
それが，創業者トーマス・ワトソンの作り上げた「偉大なIBM」であった。
それがいつのまにか盲目的なうぬぼれへと変わり，赤字にあえぐ瀕死状態の会社へと堕落してしまった。
そのような状態の中で新会長として招かれたルー・ガースナーは，いままでIBMの企業文化として定着していたものを次々と破壊していった。
その中には，服装規定や終身雇用も含まれている。
そして次に，各事業部門ごとの変革を行っていった。
その結果，IBMは最高の利益をあげる企業へと復活した。
彼が重要視するのは，マスコミではなくIBM社員への明確な説明と，顧客満足度の追求である。
そして，これからのインターネット社会で，IBMが覇者になることである。
本書の構成に若干の難はあるが，一読に値する。
(イーシーコム 社長 和田 哲也)
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内容（「BOOK」データベースより）
IBMは、1992年の約50億ドルという巨額の赤字から、わずか5年で、60億ドル強の利益を計上するまでに復活した。
何が違ったのか。
それは、ルー・ガースナーだ。

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