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下がったまま上がらない地価、低迷した消費、そして経済の「失われた10年」――。
私たちはこれらの原因をバブル崩壊にみる。
そして不良債権の処理が済めば経済も元の姿に戻ると、頭のどこかで考えている。
しかし、このとらえ方が果たして十分なのか。
本書はそんな根本的な問いを突きつける。
高齢化こそが日本を含め最近の世界の経済的変化に影響を及ぼしている、というのだ。
今後の経済のありようを高齢化という観点から読み解こうとしたのが本書である。
これまで人口統計の定型であったピラミッド型を崩したのが、べビーブーマーの世代である。
著者は特にこの世代の高齢化をカギに、株価の上昇や下落、雇用問題など、世界で起きているさまざまな変化を説明していく。
たとえば、アメリカの最近(2001年現在)までの株価上昇は、老後に備えはじめたベビーブーマーが投資に走ったことが原因であり、また、日本での団塊世代のリストラは、その部下にあたる30代、40代の人口不足が原因で、部下を持てる人間が減ったからだと指摘する。
さらに、ベビーブーマーが高齢化する先進国は衰退し、一方で中国が台頭してくる、人口過密に悩む発展途上国は成長が見込まれるため投資する価値がある、などと新しい経済秩序や投資原理をも主張している。
ただ、こうした分析や予測だけが本書の読みどころではない。
ビジネス、起業、就職、住宅購入、年金、投資といった人生の局面で、何を基準にどう行動すればいいのかという「生き残り」のためのガイドラインを示した点が重要なのである。
そのポイントは、行動の際に人口統計という強大な原理をいかに利用するか、という点に絞られるだろう。
世界に先がけて超高齢化社会を迎える日本についての記述は総じて暗く、暗澹(あんたん)とした気分にさせられる。
ただ、世界規模の経済分析からライフステージの身近なテーマに及ぶ膨大な論考に、日本のデメリットをメリットに変える指針を見つけることも不可能ではない。
説くに今後、新しいビジネスを考えるうえで欠かせない1冊になるだろう。
(棚上 勉)
内容(「BOOK」データベースより)
みんな安心して歳をとりたい。
だから、世界中のベビーブーマーが退職の準備を始め、株式投資をしている。
そのせいで、アメリカの株が上がった。
若者の数が減っている。
だから、職場でも平社員の数が少なくなった。
そのせいで、中高年の管理職がリストラされた。
みんな結婚を遅らせるようになった。
だから一人暮らしの人が増えている。
そのせいで、家族向けの家が売れない。
そして、金融、職場、ビジネスなど、あらゆるもののルールが変わった。
今までのやり方では、もう生き残っていけない。
幸せに長生きするためにはどうすればいいのか?人口統計から未来を読み解く、高齢化社会サバイバルブック。
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最終調査日時
2011/12/03 (Sat) 04:45:34
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