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From Publishers Weekly 1974年、マンハッタンの世界貿易センターのツインタワーで行われたフィリップ・プティの綱渡りの様子を、『What Charlie Heard』などの絵本で知られるガーシュタインが簡潔かつ叙情的な語りで伝えている。
「むかし、2つの塔が隣りあって建っていた。
どちらも高さ400メートルあまりで…ニューヨーク市でいちばん高い建物だった」と、本書はおとぎ話のような書き出しで始まる。
主人公は、空中曲芸師で大道芸師のフランス人。
「ひとりの若者の目に、天空にそびえる2つの塔が映った…若者は、2本の木のあいだに張ったロープの上で、歩いたり踊ったりするのが大好きだった」。
一方の木からもう一方の木へとロープを渡っていく若者の背後に、ツインタワーが空高くそそり立っている。
双子のビルをじっと見つめるフィリップ。
彼が見ているのは「塔そのものではなく、塔のあいだにある空間…あそこにロープを、綱渡りの綱を張れたらどんなにすてきだろう」。
フィリップと友人たちは建築作業員を装い、リールに巻いた重さ約200キロのケーブルやその他の機材を、南棟の屋上へ運び上げる。
そこから40メートル以上離れた北棟までケーブルを渡すくだりは、インクと油彩の絵を漫画風にコマ割りして詳しく描き出され、それ自体がじつに興味深いと同時にぞっとするようなひとつのストーリーになっている。
綱渡りの経過を追う独創的な折込みページは、フィリップの足下に広がる目のくらむような街の景色を見せてくれる。
このページをめくると、今度は通行人の視点で、フィリップの妙技をはるか地上から見上げることになる。
ビルの屋上に駆けつけた警官に「逮捕するぞ」と脅されたフィリップは、2つの塔のあいだを何度も往復する(「綱の上にいるかぎり、若者は自由だった」)。
ガーシュタインのドラマティックな絵のなかには、思わず息をのむような眺望も含まれている。
とりわけ感動的なのは、本書の最後を飾る絵――フィリップと彼の渡り綱によってつながれた、今や「記憶の中」の存在となったツインタワーのイメージ。
5~8歳向け。
Copyright 2003 Reed Business Information. --このテキストは、 ハードカバー 版に関連付けられています。
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2013/02/10 (Sun) 14:54:13
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2010/11/08 (Mon) 00:45:26
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