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日本のアニメーション界において、数々の話題作、ヒット作を生み出してきたスタジオジブリ。
そのジブリがこれまで手がけてきた劇場用アニメーション映画の絵コンテを完全収録した全集を刊行した。
絵コンテとは、いわば映画の設計図。
シナリオを絵によってコマ割りし、より具体化した完成予想図でもある。
制作の分業化が著しいこの分野には不可欠なもので、監督や演出家が抱いている作品のイメージを的確にスタッフに伝える役目も果たしている。
全集の第1巻となるのは、宮崎駿の名を一躍広めた『風の谷のナウシカ』(1984年公開)。
原作者でもある彼によって、絵コンテは書かれた。
まるでもうひとつのマンガ原作を読んでいる感じだ。
ラフな筆致が、より生々しさと勢いを与えている。
絵コンテはまた、アニメーション作家を目指す人たちの格好の実用指南書でもある。
コマの割り方や、人物の動かし方はもちろんのこと、コンテのあちらこちらに見られる担当者への細かい説明と指示。
それらを読んでいくと、アニメーション作家は、決して絵だけうまく描ければ済むのではないことに気づく。
絵以上に、言葉を駆使しているのだ。
その積み重ねが、映画『風の谷のナウシカ』を形作っているといっていいだろう。
月報にある、おかだみえこ(アニメーション研究家)による、ナウシカ作品論も必読。
簡潔にして要領を得ている。
とくに原作誕生前夜のくだりは貴重である。
映画を見てから絵コンテを読むもよし、その逆もよし。
宮崎の「かゆいところに手が届く」ようなテクニックのちりばめられた設計図に、新鮮味を感じるはずである。
(文月 達)
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
宮崎 駿
1941年、東京生まれ。
アニメーション映画監督。
’63年に学習院大学政治経済学部卒業後、東映動画へ入社。
劇場用映画「太陽の王子ホルスの大冒険」(’68)の場面設定、原画など手がけた後、Aプロに移籍し劇場用中編映画「パンダコパンダ」シリーズ(’72,’73)の原案、脚本、場面設定、原画を担当。
その後、日本アニメーションなどのアニメーション制作会社を経て、現在スタジオジブリ所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品ジャンル
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最終調査日時
2015/08/17 (Mon) 23:39:52
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単行本: 576ページ
出版社: 徳間書店 (2001/06)
ISBN-10: 4198613761
ISBN-13: 978-4198613761
発売日: 2001/06
商品の寸法: 22.2 x 15.6 x 3 cm
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