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Publishers Weekly
シカゴの私立探偵V.I.(ヴィク)ウォーショースキーは、パレツキーによるヴィクシリーズ第12弾の、犯罪と恐怖をめぐる胸がわくわくするような今回の探査で、過去と現在における人種差別がまねく悲劇の結末に立ち向かうため、体力と知力のすべてを尽くす必要に迫られる。
長年の顧客ダロー・グレアムは、母親ジェラルディーンが抱いている疑念について調査してほしいとヴィクに依頼する。
シカゴ郊外に彼女の父親が建て、彼女が人生の大半を過ごした、今は空き家になっている邸宅に、どうやらだれかが不法に侵入し、住みついているらしいのだ。
そんな折、ヴィクは面倒な事態に陥ってしまう。
その敷地内の池に落ち、出てくるときに、死んだ男の手をつかむのだ。
男は、マーカス・ウィットビー。
1930年代のフェデラル・ニグロ・シアター・プロジェクトのメンバー。
かつて地元の自由主義者に支持され、コミュニストの魔女狩りの時代にはブラックリストに載っていた黒人の美人ダンサーに関する記事を書いていた、若いアフリカ系アメリカ人ジャーナリストだった。
ヴィクは、マーカスの死についての調査を彼の妹から依頼され、文化と世代の境界を越えて調査しはじめる。
邸宅の屋根裏に16歳のキャサリン・バイヤール(彼女の祖父は、政治問題に関して怖いもの知らずの出版業者カルヴィンで、かつてヴィクのヒーローだった)にかくまわれていたアラブ系の学生ベンジは、何か関係があるのか。
テロリストとの関係の有無にかかわらず、ベンジは危険にさらされているので、ヴィクは彼を見つけると、頑固だけれども思いやりのあるコミュニティーの地域社会活動家ルー神父に、9.11テロ以後の公式見解はともかく、彼をかくまってくれように頼む。
さらに詳しく調べていくうちに、ヴィクは、カルヴィン・バイヤールに対する気がかりな疑惑に直面しなくてはならなくなる。
そのころ、仕事でアフガニスタンにいる彼の愛人とおぼしきモレルは危険な状態におかれていた。
パレツキーは、犠牲になる人は変わっても、人種差別はなくなるどころかいまだに根強く存在するということを読者に気づかせる。
この傑作によって、著者は、私立探偵ものの第一人者としてさらなる信頼を得ることになるだろう。
Copyright 2003 Reed Business Information, Inc. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
NYを襲った同時多発テロは、アメリカ国民に深い傷跡を残した。
そう、わたしの心にも。
恋人でジャーナリストのモレルがアフガン取材に出て戻ってこないのだ。
わたしは何度も帰国を促したが、モレルは「きみのほうこそ、もっと悲惨な状況をくぐり抜けてきたじゃないか」といって取り合ってくれない。
募る不安から、わたしはより熱心に仕事に打ち込むようになった。
そんな矢先、得意客のグレアムから依頼があり、わたしは飛びついた。
なんでも、彼の母親が以前住んでいた邸宅に不法侵入者の気配があるので調べてほしいという。
さっそく訪れた無人のはずの邸には、なぜか少女の姿が。
わたしは話をしようと追いかけたが、足を滑らせて庭の池に落ちてしまった。
必死で水草を掴もうとして手にしたのは、なんと死んだ男性の手。
警察によれば、その男性は黒人ジャーナリストだという。
だが、白人が支配する高級住宅地担当の保安官は面倒をさけるため、自殺の線で処理しようとした。
そんなのは納得がいかないし、逃げた少女のことも気にかかる。
わたしの闘いがはじまった!シカゴの女性探偵V・Iがポスト9・11のアメリカを駆ける。
ヒロイン・ハードボイルドの頂点を極めた著者が贈る、V・I・ウォーショースキー・シリーズ最新傑作。
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最終調査日時
2012/11/12 (Mon) 05:21:40
価格の変動(直近3回 : ¥0は未調査回)
取得日時
販売価格
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実質価格
在庫状態
2012/11/12 (Mon) 05:21:40
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2011/12/02 (Fri) 14:46:05
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2011/06/01 (Wed) 09:39:31
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