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日経BP企画 Ｕｎｉｃｏｄｅ標準入門
文字コードの標準として重要性が高まりつつある，Unicodeを解説した本。
まるまる1冊でUnicodeを真正面から解説した本は現状でほとんどなく，貴重な情報源と言える。
「すべての文字に対して16ビット固定長のコードを割り当てる」原則が崩れたり，新しい文字（漢字）が追加されたりなど，Unicodeの規格自体はまだ発展途上だ。
プログラミングするうえで押さえておく必要があるUnicodeの概要と現在の動向をつかむのに適した本である。
　内容は，規格の設計方針，規格の詳細，何種類かある符号化方法の詳細，文字や文字列の扱い方，Unicodeのサポート状況（インターネット，OS，プログラミング言語）などだ。
監修者の注と日本語版で追加された付録に大きな価値があることも申し添えておきたい。
これがないと国内の読者に有用な書籍になったかどうか，というぐらい（日本人にとって）ありがたい情報が得られる。

(日経ソフトウエア 2001/09/01 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)
--このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。