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第35回ブッカー賞受賞作、ダーク・コメディー『Vernon God Little』。
自身が通う高校の生徒16人を殺害したという無実の罪を着せられた、テキサス州の15歳の少年の物語。
著者DBCピエールは、オーストラリア生まれでアイルランド在住の新人作家。
ペンネームの「DBC」は、「Dirty But Clean」の意という。
?like Flannery O’Connor on an overdose of amphetamines and cable television? と評されたその作風をだれよりも早く味わいたい。
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
From Publishers Weekly
学校で起きた残虐な銃乱射事件がもとで、警察に追われてしまうテキサスの少年――。
風変わりでどことなくコミカルなこのデビュー作の中で、著者ピエールは疾風怒濤の十代を不遜なまでに自由奔放に描き出している。
主人公のヴァーノン・グレゴリー・リトルは、「テキサスのバーベキュー・ソースの中心地」マルティリオに住む口も性格も悪い15歳の少年。
友人ジーザス・ナヴァロによる殺戮の共犯者とされている。
どうにか保釈金を工面して、事件後町に押しかけてきた大勢のマスコミから逃れるヴァーノンだが、無罪の自分とその犯罪を結びつけてしまうもうひとつの銃(父親のもの)が見つけ出せない。
彼はまずヒューストンへ逃亡し、かつての学友でゴージャスなテイラー・フィゲロアと手を組もうとするが、あえなく失敗――狡猾(こうかつ)な美女テイラーは、マスコミでの働き口を餌に悪漢ラリーに買収されていたのだ。
ヴァーノンの母を騙して彼をメキシコまで追いかけ、まんまと敵に売り渡すのもこのラリーである。
自分の住む小さな町や、殺人事件の一因でもあるアメリカ独特の行き過ぎに対し、陰険極まりない批判を延々と浴びせ続けるヴァーノン。
だがプロットは概ね彼の批判を裏付けるようなかたちで展開していく。
残念ながら、彼の声は次第にいまいましくなるし、行き過ぎた振る舞いにもあまり好感が持てない。
度を越えた口汚いユーモアもどことなくずさんだ。
気の利いた風刺やゾッとするシーンには著者の奔放なエネルギーを感じるし、鋭い才知を持つ書き手だと思うが、この作品には難点も目立つ。
Copyright 2003 Reed Business Information, Inc. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
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2012/11/11 (Sun) 14:30:37
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ペーパーバック: 288ページ
出版社: Faber (2003/10/2)
言語 英語, 英語
ISBN-10: 0571215173
ISBN-13: 978-0571215171
商品の寸法: 17.8 x 11.1 x 2.4 cm
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