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内容紹介
トランペットの名手として知られる海保泉とオルガン界の重鎮、廣野嗣雄のデュオによる1980年代半ばの貴重な録音が初CD化された。
「トランペット・ヴォランタリー」では、トランペットとオルガンの組み合わせならではの輝かしいサウンドを聴かせる一方、バッハのコラールでは静かな音色が心に染み入る。
ヴィルトゥオージティと繊細さを併せ持った海保のピッコロ・トランペットがたっぷりと堪能できるディスクとなっている。

アーティストについて
海保 泉
1950年 千葉県生まれ。
1973年東京藝術大学卒業。
1974年日本演奏連盟新人賞受賞。
藝大在学中より、バッハの「ブランデンブルグ協奏曲第2番」、数多くのカンタータ、オラトリオ、ミサ曲等を演奏。
独奏者としても、東京交響楽団、東京ゾリステン、東京ヴィヴァルディ合奏団、東京バッハアンサンブル等と共演。
1985年には、ドイツ・バッハ・ゾリステンの日本公演に、H.ヴィンシャーマン氏の指名により参加。
また、廣野嗣雄氏、小林道夫氏、吉田実氏、中内潔氏、小林英之氏のパイプオルガンとの協演も数多い。
室内楽の分野でも、NHKの「夕べのリサイタル」、「テレビ・リサイタル」、「午後のリサイタル」、「クラシック・ライブ・ステージ」をはじめ、バロック音楽から現代音楽まで、幅広く演奏活動を展開。
これまでに、トランペットを福井功氏(N響)、中山冨士雄氏(藝大教授)、ロルフ・クインクェ氏に師事。
現在、上野学園大学准教授、福島大学講師、日本トランペット協会理事。
廣野 嗣雄
東京藝術大学オルガン科卒業。
1966-69年ドイツのヴェストファーレン教会音楽大学に留学。
オルガン、即興演奏、合唱指揮法を学び、教会音楽家(カントール)の資格を得る。
H.フォーゲル主宰の「北ドイツ・オルガンアカデミー」で歴史的奏法を研究。
国内のソロ活動のほか、NHK等の放送に幅広く出演。
国内主要オーケストラとも共演、またバロック音楽の通奏低音奏者としても活躍。
海外ではドイツ、フランス、イタリア、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、韓国等で演奏し好評を博す。
武蔵野市、トゥールーズ(フランス)、ダラス(アメリカ)での国際オルガンコンクールの審査委員をつとめる。
池辺晋一郎作曲「ダイモルフィズム(同質二像)~オルガンとオーケストラのために」初演でNHK交響楽団と共演し1975年芸術祭優秀賞を受賞。
上野学園大学、東京藝術大学で後進の指導にあたった。
東京藝術大学名誉教授。