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内容紹介 日本人F1フォトグラファーの草分けであるジョー・ホンダが、1967年から2000年まで撮影した15万点に及ぶ膨大な写真の中から、車種ごと、シーズンごと等、独自の目線でセレクトした写真集シリーズの第16弾。

第16弾は、ジョー・ホンダ氏にとって、初のグランプリ体験となった1967年のモナコGPを特集します。

3リッター規定2年目の1967年シーズン第2戦、コスワースDFV登場直前のこのレースでは、いまだ各チーム、各マシーンとも混沌とした試行錯誤が見て取れます。

前年からの好調を維持するジャック・ブラバムとデニス・ハルム、サーティーズが去ったマラネッロを背負うイタリアの英雄、バンディーニとエイモン、虎視眈々と王座奪還を狙う王者ジム・クラークといぶし銀のグラハム・ヒルを擁するチーム・ロータス、クラーク最大のライバル、ダン・ガーニー駆るAARイーグル、いまだ新人の風情漂う若きジャッキー・スチュワートと怪物16気筒BRM、そして日の丸もまぶしいホンダとサーティーズ、その他ジョー・シファート、ペドロ・ロドリゲス、ヨッヘン・リント、マイク・スペンス、リッチー・ギンサー、ピアス・カレッジ等々、錚々たるスター達とナショナルカラーをまとったスパルタンなマシーン達の鮮烈なドラマを切り取ります。

若きジョー・ホンダの世界をお楽しみください。
マニアックな執筆陣によるテキストも掲載。
■グランプリ史のターニングポイント/高安丈太郎、■世紀の1戦を彩った3リッター初期の名機とスタードライバー達、■パーソナル・エッセイ、ロレンツォ・バンディーニ/上野和秀、ジム・クラーク/平野克己
カラー約250点、モノクロ約100点。