ばいちょ(売価調査)、価格比較とネットでのお買い物を楽に

内容紹介
フロリダのオレンジがニューヨークのオレンジより質が落ちるのはなぜか?
17歳の少年が思いついた鉛を金に変える方法とは?
日常でも仕事でも、要領よくちょっと得する方法。

日常的で滑稽な失敗談や目から鱗の儲け話が経済学の本質をわかりやすく楽しく教えます。

自分の目的と手段、リスクやコストを踏まえた上で最適な決断を速やかに下す、’決断力’を養いましょう!
―抜粋―
効率的であるためには、何が最終的な目標で、何がそこに至るための手段かを区別する必要がある。

目標を最大にするためには、手段のために目標をそこなってはならない。

手段と結果は、たまたま大まかに重なることがあっても、完全に同じではないからだ。

フォード・モーター社は、この教訓を経験から学んだようだ。

業界で一般的とされている戦略を取らず、より収益の高い車種と市場に的を絞るために生産キャパシティを削減した。

もちろん、できるだけ数多くの車を売る努力はするのだが、収益性に焦点を絞ったのである。

「これまでむやみやたらに(マーケット)シェアを追求してきて、それがさまざまな問題を生んできたことに気がついたのです。
」とCEOのウィリアム・クレイ・フォード・ジュニアは言った。

「売り上げ管理」(価格、販売動向をモニターし、収益を最大にするように戦術を調整する)を実施し、レンタカー会社に対する薄い利幅での大量販売をやめた。

その結果フォードはマーケットシェアを失ったが、その代わりに利益を上げた。

ニ〇〇一年から二〇〇四年にかけて、フォードの米国シェアは約二二パーセントから一九パーセントに落ち込んだ。

しかしニ〇〇一年の四半期純利益マイナス一三億六〇〇〇万ドルだったのが、ニ〇〇四年九月までの四四半期にはプラス六億五〇〇〇万ドルに転じたのである。

(「第5章 自分が何を欲しているのかを知る」より)
内容（「BOOK」データベースより）
超一流の学者も、大会社の経営者も、メジャーリーグの監督も、考えられないようなミスをするのはなぜか?元アメリカ大統領経済アドバイザーが豊富な事例から教えるものごとを成功に導く「判断力」を鍛える上級テクニック。

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