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内容紹介
(アンナ・シュウォーツ「新しい緒言」より)
20世紀において、経済学者らは、マクロ経済、すなわち経済全体に関する学問の捉え方について、その意見を少なくとも3回は変更した。
その1回目は、1936年に、ジョン・メイナード・ケインズの著書、『雇用・利子および貨幣の一般理論』に触発された、革命的な変化である。
この本において、1930年代の大恐慌は、競争市場制度の失敗であり、金融政策が無力である証拠だと解釈された。
これらに代わり、ケインズは政府の財政政策による、総需要管理政策を提唱した。
彼の思想は、その後何十年にもわたって経済学者を魅了した。
それに対する反革命的な動きの端緒となったのが、『米国金融史』の第七章における、1929~33年の大収縮の再解釈である。
そこで著者らが示した事実とは、一連の銀行恐慌の時期に、連邦準備制度が最後の貸し手としての役割を果たせなかったことで、通貨供給量が大幅に収縮し、これが総需要、国民所得、雇用を減少させる要因になったことである。
市場が経済を不安定化させたのではなく、金融政策は無力どころか、正しく実施すれば健全な経済を維持できるが、使い方を誤れば経済を弱体化させてしまう、強力な手段だった。
このような見解に対する経済学者らの反応は、不信と敵意に満ちていた。
ケインズ学派の正統的理論への攻撃に対する経済学者の抵抗は、たやすく打ち勝てるものではなかった。
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大恐慌の研究の金字塔といわれる『米国金融史1867-1960』の大恐慌部分のみを抜き出したダイジェスト版の本邦初訳。
大恐慌の原因を膨大な実証データに基づいて「FRBが金融引き締めという誤った政策をとったために起きた」ものであることを論証した。
この研究から、フリードマンを代表とするマネタリストが誕生した。
「リスク」の著者ピーター・バーンスタインが「2007年の視点から見た大収縮」を書き、付録で現FRB議長のベン・バーナンキの「結局、あなたは正しかった」というフリードマンへの言葉を含む講演を収録している。
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2015/08/17 (Mon) 21:29:25
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