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世界最大の半導体メーカーとして知られるインテルの創業者、アンドリュー・グローブの自伝である。
通常期待されるインテルの創業物語のようなものは一切なく、内容の中心は著者が生まれ育った第2次世界大戦下のハンガリーの様子とそこで送った青春時代、難民として渡った新天地アメリカでの経験である。
感情的な描写が少なく、淡々と書かれているが、本書を読む限り、著者の幼少期の経験はあまりに壮絶である。
4歳でしょう紅熱(溶連菌による感染症)を患い、5歳で父親が軍隊に召集、その数日後に起こった祖父の死…。
また、ユダヤ人であることから激しい差別を経験し、ナチスによる迫害を恐れながら暮らした。
こうした緊迫感あふれる描写の一方で、数々の友人や教師との交流も描かれている。
同級生たちからプフィ(太っているという意味)と呼ばれ、自分の容貌に若干のコンプレックスを感じながらも尽きることがなかった女性への興味、学問への飽くなき関心、ジャーナリスト志望だった彼がどうして化学に興味を持ったのかなど、偉大なる経営者、アンドリュー・グローブの知られざる横顔が実に詳細に描かれている。
とりわけ、自らの積極的な努力により勝ち取った、新天地アメリカでの第2の人生は実に爽快で、読んでいて気持ちがいい。
ビジネス書の趣はないが、充実した人生を得るためのヒントを与えてくれる1冊。
(土井英司)
日経BP企画
僕の起業は亡命から始まった
米インテル会長のアンドリュー・グローブ氏が、誕生から大学在学中までを描いた自伝。
子供のころの話、思春期の甘酸っぱい思い出、祖国ハンガリーを捨て亡命するまでの苦闘、米国での新生活などが率直に語られている。
戦場から父親が帰ってくる場面や、亡命のためにハンガリーからオーストリアに脱出する場面は実に感動的だ。
「論理的かつストレートで、しかもシンプルな話を好む」(インテル日本法人の社長だった傳田信行氏)というグローブ氏の人柄がよく出ている。
インテルを巨大企業に育て上げた人物の活力の源泉を知ることができる書に仕上がっている。
グローブ氏は亡命から45年以上を経た今でも不測の事態に備え、出張時には?野菜サンド?をカバンに忍ばせているといわれる。
さらに「入国審査は、いまでもドキドキする」と語る。
第2次世界大戦、ホロコースト、ハンガリー動乱、米国亡命といった体験がいかに強烈だったかが本書を読むとよく理解できる。
最後に一つ苦言を呈したい。
表紙などにグローブ氏をインテル共同創業者と記しているが、これは誤り。
同社の創業者はロバート・ノイス氏とゴードン・ムーア氏で、グローブ氏は、設立後しばらくして入社した。
(日経コンピュータ2002/11/4Copyright©2001日経BP企画..Allrightsreserved.)
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最終調査日時
2013/02/25 (Mon) 18:17:19
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2013/02/25 (Mon) 18:17:19
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