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Amazon.co.jp システム開発において「こうあるべきだ」というセオリーがデザインパターンであるのに対し、「こうあってはならない」のがアンチパターンだ。
本書は、システム開発から導入までのさまざまなフェーズにおけるアンチパターンを解説すると同時に、それらのアンチパターンが発生する背景に至るまでを分析する。
とはいえ、決して堅苦しい内容ではない。
むしろ、ある種娯楽としても読めてしまうほどサービス精神にあふれた内容となっている。
アンチパターンの根本原因を「無精(Sloth)」、「強欲(Avarice)」といった、キリスト教の7つの大罪になぞらえていたり、各アンチパターンの名称についても「肥満児」、「溶岩流」、「地雷原」、「暗室栽培」と、特徴をとらえたユーモラスなネーミングが付されたりしている。
これは訳者の手腕によるところも大きいのだろう。
本書は大きく分けて「アンチパターン入門」、「アンチパターン本論」、「まとめと参考資料」の3部から構成される。
核となるのは実際に各アンチパターンを紹介していく「アンチパターン本論」だが、ここではソフトウェア開発、ソフトウェアのアーキテクチャ、プロジェクト管理の各フェーズに分けることで、体系的に紹介すると共に、あらゆる局面でアンチパターンが発生しうることを暗示している。
各アンチパターンは名前、別名、頻出スケール、再構想解の名前、再構想解のタイプ、根本原因、対応不全の圧力、挿話証拠によって記述される。
その科学的な分析は、内容を明快にすると同時に昆虫図鑑を見ているかのような愉快な錯覚を読者に与える。
楽しみながら読み進めていくと、ここで紹介されたアンチパターンがいずれも自分のプロジェクトに起こり得ることに気づくだろう。
そして、開発過程を思い返し、再確認を行うときにも役立つ。
娯楽性と有用性を兼ね備えた好著だ。
(大脇太一)
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2013/02/24 (Sun) 18:10:05
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