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Amazon.co.jp 経済のグローバル化、特に情報のグローバル化、金融のグローバル化が国境を越えて進行している。
その進行とともに、国境は薄れ、大都市圏への人口、経済力、情報、文化の集中が進んでいるが、本書は、国境を越えてグローバル化していく大都市圏の実態を紹介し、そのグローバル化の原因でもあり結果でもある金融と情報の都市圏のグローバル化と集中のメリットを明らかにしている。
同時に大都市集中による問題点として、経済的不平等の進行と環境の悪化を挙げる。
本書の編者は、カリフォルニア大学のUCLA教授で、著者にはアメリカからは編者をはじめマイケル・ポッター、日本からは大前研一、その他、イギリス、カナダ、イタリア、オーストリア、東南アジアの専門家が参加して、各国のグローバル化した大都市圏の実態をメリットと問題点を中心に、編者の問題意識に沿って論ずる。
特に地域のグローバル都市圏として取り上げられている都市は、アメリカのシリコンバレー、アリゾナのスコッツデール、カナダのオンタリオ、中国の黄海地区共同区、インドのプネーなどである。
グローバル都市圏の多くは、主に情報・技術の集中拠点として形成される。
その他、ニューヨークのようの都市圏への金融集中がグローバル化の中核になっている都市圏もあるが、金融のグローバル化も情報・技術革命と市場化なくしては進行しなかっただろう。
グローバル化都市への情報、金融、文化などの集中がもたらす問題点としては、第1に、経済的、社会的、空間的な貧富の差の拡大傾向である。
しかし、オランダやデンマークのように雇用創出と社会保障充実させ、社会的経済的平等化を両立させた国もあると言う。
第2の、環境問題に関しては、環境の事後対策より予防、コスト補助よりも外部コストの内部化、環境投資が利潤を生むようにして環境改善に民間部門と市場競争を利用することを挙げる。
グローバル化都市圏の実態解明の書として有益である。
(丸尾直美)
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2015/09/27 (Sun) 01:17:04
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