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内容紹介
「死は別れではなかった」、
「あの世に裁きはなかった」、
「『スープ』を飲まなければ前世を忘れない」、
「また生まれ変われて嬉しい」。
魂の不滅を徹底取材で解き明かした「生まれ変わりの村」シリーズ第2弾!
前世を記憶する人が集中して誕生する「生まれ変わりの村」。
中国奥地に実在するこの村で、著者・森田健自身が、2000年から7年間84人を徹底調査。
今作では、第一巻で明らかにされなかった「あの世」の構造について新たな証言を得る!
取材例
前世は兵士でした。
情報収集・通信関係のスパイをしていました。
二六歳のとき、革命の真っ只中、銃弾に当たって死んでしまいました。
死んだ世界では、スープをむりやり飲ませているところに遭遇しました。
私はスパイです。
むりやり飲ませているということは、良くないことをしているのだと思い、そこから逃げ出しました。
これが『忘却のスープ』だということは、あとから知りました。
その後、七年くらいあちこち放浪していました。
でも放浪しているうちに景色がこの世にそっくりになってきました。
たぶんこの世に戻っていたのだと思います。
疲れると木の上で寝たりしました。
ある日、馬車が通りかかったので、その馬車に乗り込みました。
そして、ある家に着くと、私は生まれ変わっていました。
馬車が着いた家が今世の家で、その家には臨月を迎えた妊婦がいたのです。
質疑応答
「撃たれたときはどんな感覚でしたか? 痛かったですか?」
「撃たれた瞬間はもちろん痛かったですが、すぐに痛さを感じなくなりました」
「あの世では、食べたり飲んだりするのですか?」
「食べたり飲んだりはしません。
でも、不思議なことにお腹も空きませんでした」
「馬車を操っていた人は誰でしたか?」
「今世のお父さんです」
「ああ、お父さんの馬車に乗った時点で、生まれる縁ができたのですね」
「そうでしょう。
私は母よりも先に父に出会ったのです」
「スープがあったのは、この世の領域のすぐ隣のような気がしますが」
「私もそう思います。
私が彷徨っていたのはたぶんこの世です。
だからこの世とあの世は、隣同士だと思います」
(本文より)
このような取材が一切の脚色なくリアルに収録されています。
事例はそれぞれ独立しています。
第一巻の「続きもの」ではありません。
ところで日本でも同じような事例が集まりつつあります。
『忘却のスープ』は中国だけの特殊現象ではなかったようです。
著者について
1951年、東京都生まれ。
上智大学電気電子工学科卒。
富士通(株)を経て、コンピュータソフト会社を経営。
開発した通信ソフトが郵政大臣賞を受賞。
1996年に社内に不思議研究所を設置。
「時空」と「私」の謎を解くため、数々の不思議現象を探究し、世界中を取材する。
主な著書に、『運命を変える未来からの情報』、『DVDブック 森田健の「見るだけで運命が変わる!」』、『DVDブック 究極のいい運命へ』、『運命におまかせ』(以上、講談社)。
『「私は結果」原因の世界への旅』、『ハンドルを手放せ』、『自分ひとりでは変われないあなたへ』(以上、講談社+α文庫)。
『あの世はどこにあるのか』『運を良くする』(以上幻冬舎)
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最終調査日時
2016/03/12 (Sat) 21:35:03
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2016/03/12 (Sat) 21:35:03
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