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出版社/著者からの内容紹介
本書「はじめに」より 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)オープンソースソフトウェア・センター(OSS センター)は、「ソフトウェアの選択肢拡大」を目指して、オープンソースソフトウェア(OSS)の活用・普及を推進しています。

　OSS は?無償である?という点のみが着目され論じられることが多いものの、コストを抑えるには、それに見合った技術力が必要となることは見落とされがちです。
また、OSS の導入においては、コスト削減以外にもベンダ・ロックインの回避や自社開発による技術の蓄積など、さまざまなメリットが評価されることが多いため、一概にコスト面からだけでOSS のメリットを説明することは、適当ではありません。

　一方で、企業などの組織内でOSS を活用したITシステムを企画・立案し、予算積算や要求仕様書の作成を行うために必要となる、「IT システムの企画・立案者の立場に立ったOSS 活用のメリット」に言及している情報が少ないように思われます。

　そこでOSS センターは、このような情報の少ないことがOSS 導入・普及促進の阻害要因の1 つとなっていると考え、OSS を活用することによって、どのようなIT システムが構築できるのか、運用上どのような留意点が必要となるのかといったことについて解説することを目的とし、本書を企画・出版しました。

　また、OSS センターが事務局を務めている日本OSS 推進フォーラムの活動においても、ベンダを中心とした参加企業の努力により、多くの有益な成果物が生み出され、IT 業界の共通認識ともいえる資料が数多く作成されています。
本書の各解説の中にIPA やフォーラムの成果物を盛り込むことによって、より多くのユーザの方々に役立てていただけるよう工夫しました。

　本書が少しでも皆様のIT システム構築のお役に
立てば幸いです。
2007年10月
独立行政法人 情報処理推進機構
オープンソースソフトウェア・センター
内容（「BOOK」データベースより）
オープンソースのメリットが見えてくる。
導入から運用まで先進事例で伝えるノウハウ満載。

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