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Publishers Weekly
もしもナンシー・ドリューが探偵として生まれたのでなければ、彼女は子どものときすでに――具体的には8歳にして、探偵の技術が身についていたことになる。
という設定で始まるのが、「Nancy Drew Notebooks」シリーズ1冊目にあたる本書だ。
このシリーズは、「Sweet Valley」のシリーズに習い、時計の針を戻して、親しみある主人公の子ども時代を明らかにしていく。
ぴりっとはしないが感じのよいこのお話で、元気な3年生ナンシーは、初めてのお泊まりパーティに行くことにする。
でもみんなに出すはずの招待状が、そこの家のキッチンから消えてしまったからさあ大変。
かくしてこれが、ナンシーの手がける第1号の事件となる。
友だちのお父さんがくれたノートに手がかりをマメに書き込むと、ナンシーは謎を解いてみせて友だちを感心させる（そこにはベスもジョージもいる）。
まるで探偵だねと言われてうれしくなったナンシーは、「大きくなったらぜひミステリーを解決したい」と考えるのだった。
でも実際には、そのチャンスは大きくなる前にやってくる。
というのは、シリーズ2作目『The Lost Locket』が同時出版されたからだ。
大したサスペンスは望めそうもないミステリーシリーズだが、本を読み始めた子どもには十分だろう。
（5~8才向け）
Copyright 1994 Reed Business Information， Inc. --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容説明
When someone steals the invitations for Rebecca Ramirez’s birthday slumber party， Nancy Drew promises to find them.
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